猫の首に鈴を:唐草模様の首輪をつけました
「首輪をつけたよ。似合うかな?」
ご存じイソップ物語の「ねずみの相談」では、猫におそわれないようにするにはどうしたらいいかとねずみたちが相談した結果、若いねずみが出した「猫の首に鈴をつければ近づいたときに鈴が鳴って知らせてくれる」という案が採用されます。ところが老ねずみが「それではだれが猫の首に鈴をつけるのか」と聞くと、そんなことのできる勇気あるねずみは1匹もいなかったというお話です。
↑ ねずみ「わ〜〜かじらないで〜〜」
この話から「猫の首に鈴をつける」ということわざが生まれ、「よい考えのようでも、実行するのが難しいことのたとえ」(三省堂「例解小学ことわざ事典」より)とされるようになりました。転じて、やっかいなことを起こしそうな人を見張るという意味で、「あいつには鈴をつけておこう」といったようにも使われています。
↑ ねずみ「わ〜〜ぶたないで〜〜」
さてさて、ねずみさんたちと理由は異なりますが、うちもクウに鈴(鈴つきの首輪)をつけることにしました。「鈴が鳴って居場所がわかるようにする」という目的はいっしょです。なにしろうちはモノが多くて隠れ場がたくさんあるうえ、メインフロアの3階と階段の間のしきりドアが低く、簡単に飛び越えて下の階に行けてしまいます。危険な場所に行っていると困るので、鈴の音で居所がわかるようにしたいと思いました。
お店で鈴つき首輪を見ましたが、子猫のクウには大きかったり、デザインが気に入らなかったりでよいものが見つからなかったので、ネット通販で買うことに。和風の唐草模様の首輪がほしいと思っていました。
そして、見つけました。楽天「猫雑貨 招福」さんの「スリーウェイおしゃれ3点セット 子猫用( Sサイズ) 緑」です(すでに11日のブログからはこの首輪をつけた写真をアップしています)。
↑ セーフティ安全ベルト、リボン、バンダナの3点セット。内寸13〜21cm、税込2,100円。ベルトは強い力が加わるとはずれる、よく(ニンゲン用の)ネックストラップに使われている安全パーツでとめる形になっています。成猫用のM、Lサイズもあり
つけるとこんな感じです。
↑ ちょっと気どっているような…(笑)
クウは最初は「なんだなんだ!?」という感じで、どこで鈴が鳴っているのか不思議がってクルクル回っていましたが、あっという間に慣れました。いやがったらやめようと思っていたのですが、いまはもう特に気にしていない様子です。鈴の音もきれいでいい感じ。クウが動くとリリリンと鳴って居場所を教えてくれます。
せっかくなので、バンダナやリボンもつけてみました。
ちょっと坊ちゃん風(笑)でかわいいですが、ふだんは首元はすっきりさせておきたいので、バンダナやリボンは何か特別なときにつけることにしたいと思います。なお、子猫用の3点セットはこの唐草模様の緑と赤だけでしたが、成猫さん用にはヒョウ柄やチェック柄など他にも種類がありました。大きくなれば、いろいろバリエーションが増えますね。いずれ、万が一の脱走に備えて名前や連絡先などを記した首輪も考えたいと思っています。