アビシニアン☆クウといっしょ

はじめての飼い猫との不器用な日常

猫のクウ、バリウム検査をする

f:id:cosmoR:20180729235127p:plain

2018年7月28日撮影

昨日の朝。いつもなら「ごはんちょうだい! ちょうだい!」とまとわりついてくるクウが、ベッドから起きてきません。病院で吐いたあとは吐いていませんでしたが、はやり具合が悪そうです。キャリーケースに下ろすとおとなしく中に入りました。

午前9時半、病院に行き、前日の様子を伝えると、バリウム検査のためにそのまま預かりとなりました。

午後4時半、お迎えに。先生の話では、バリウムがほとんど胃に残ったままで腸へ流れないため、異物があったとしても写らなかったとのこと。下がそのレントゲン写真です。

早い場合は3時間くらいで胃からすべて抜けるのに、6時間たっても胃に残ったまま。可能性としては、異物によって胃から腸への出口付近がふさがれている、あるいはふさがれていないが、炎症などによって腫れて通れなくなっている、というケースが考えられるそうです。

f:id:cosmoR:20180729234534p:plain

白い部分がバリウムのたまった胃

ほんの少しではありますが、バリウムが腸へ流れていて、腸ではプールになってたまっているところがないので、恐らく胃の中だろう、とのこと。内視鏡なら口から入れて胃から十二指腸ぐらいまで届き、(ツルツルしたスーパーボールのようなものでない限り)異物があれば取れるし、炎症の有無など中の様子がわかるので、内視鏡手術をするのがよいのではということでした。

ただし、何らかの問題で腸がまったく動いていない可能性もあるので、問題が腸(小腸・大腸)にある場合は開腹手術が必要になるかもしれないということです。

いずれにしろ内視鏡検査が必要ですが、通っている医院では設備がないため、別の病院を紹介していただくことに。そちらの病院ではCTスキャン(身体を輪切りや縦切りにした画像が見られるあれですね)もできるので、手術の前にまずはCTスキャンでより詳しく確認するかもしれない、とのことでした。

でも、ああ、やっぱり手術なのですね…。

この日も水分補給の点滴と胃のムカムカをおさえる薬の注射をしました。ちなみに点滴は前日同様、血管にするのではなく、首の後ろあたりの皮膚に入れる皮下点滴です。この点滴、時間がたつと輸液が重力でお腹側に移動するため、胸のあたりがタプタプになってました。ゆっくり身体に吸収されていくそうです。

f:id:cosmoR:20180729234520p:plain

胸あたりが垂れ下がってタプタプしている

また、固形のごはんだとまた吐いてしまうかもしれないので、高栄養の流動食を1本処方していただきました。ロイヤルカナンの「クリティカル リキッド」というものです。食べられれば1本(200 ml)全部あげてもOK、でもたぶん胃が気持ち悪くてあまり食べられないので、半分が目標といわれました。

f:id:cosmoR:20180729234506p:plain

クリティカルリキッド

家に帰ってさっそくお皿に出してみると、クリーム色で、少しトロリとした液体です。

f:id:cosmoR:20180729234452p:plain

クリーム色の流動食

キッチンで用意していると、お腹がすいているクウはちょうだいちょうだいと寄ってきましたが、いざお皿を出すと、においをかいで、プイっと行ってしまいました。確かに薬っぽくて、あまり食欲をそそるにおいではないんですね。

f:id:cosmoR:20180729235108p:plain

プイッとそっぽを向く

食べなかったらどうしよう…と思いましたが、しばらく置きっぱなしにしてみることに。すると! いつの間にかなめたようで、なくなっていました!

f:id:cosmoR:20180729234432p:plain

食べてみたら、案外おいしい?

その日は夜中の12時まで与えてよいとのことでしたので、時間をかけて少しずつ、半分弱ぐらいは食べることができました。少しは栄養がとれてよかった。その日は吐くこともなく、見た目には元気な様子だったので、少し安心しました。続きは次回に。