アビシニアン☆クウといっしょ

はじめての飼い猫との不器用な日常

CTスキャン、はじめての入院、そして。

バリウム検査の結果、おそらく手術が必要だろうといわれたクウ。

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2018年7月30日撮影

朝10時過ぎに紹介された病院へ。いきなり麻酔をかけて手術というより、まずは無麻酔CTスキャンをして、どんな治療がベストかを見極めましょうということになりました。

約20分後。

無麻酔のCTスキャンなので動いてぶれた映像でしたが、クウの身体の縦切りと輪切りの映像、およびレントゲン画像を見ながら説明いただきました。

「流れてますね」

と先生。前日胃にたまっていたバリウムは、腸のほうに流れていたとのことです。異物と思われるものはいま小腸(の後半部分の回腸)とおぼしき場所にあり、もしこれがこのまま小腸にとどまるなら、内視鏡手術ではとれないので、開腹手術になるということでした。

異物は、飲み込んでしまったウレタン素材も混ざっている可能性もあるにはありますが、ところどころすき間があるのように見えるので、おそらく毛玉だろうとのことです。

腸には入ったけれど、時間がかかっているのと、これが大腸まで到達するかどうかがわからないので(大腸に入ってしまえば問題は解決)、とりあえず入院させて様子を見ようということになりました。

昨年の去勢手術のときは日帰りでしたから、クウ、はじめての入院です。先生のいうことをきいて、いい子でね。クウを置いて、午後1時半くらいに病院を出ました。

どうか手術になりませんように、と願いながら待っていると、夕方6時過ぎに電話が。

「大腸に入ってますね! もう大丈夫でしょう」

「!!」 

どうやら手術はまぬがれたようです! このまま容態が悪化したりしなければ、翌日の夕方には退院できるとのことでした。よかった!! 

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入院した日の午後6時くらいのレントゲン画像。バリウムは大腸に移動している。濃い白いのがうんち、左下のモケモケしたのが毛玉だそう

翌日電話で確認すると、予定通り退院できるとのこと。夕方6時過ぎにお迎えに行きました。待合室で待っていると、診察室からクウの鳴き声が聞こえてきます。なんだか怒っているような…。

診察室に入ると、キャリーケースに入ったクウが、ケースのフタに頭をゴンゴン打ち付けながら怒って鳴いています。ナムナムナム…と、ふだん聞かないような声も出していました。

「先生、なんで怒っているんでしょうね。キャリーに入れられてるからですかね?」

「そうですね。あと、カラーをつけてて毛づくろいできなかったせいで…。でも、元気でしたよ。朝ごはんもふつうに食べました」

朝、うんちをしたそうですが、毛玉が大量に含まれていたそうです。おそらく胃から腸への入り口をふさいでいたのは毛玉で、それがバリウムを流して腸が膨張したことによってゆっくりではあったけれど流れたのだろう、とのことでした。

帰りのバス&電車でも、キャリーケースの中でけっこう大きな声でミャアミャア鳴いていましたが(いろんな人にふり向かれました)、家に帰ってケースを開けるやいなや飛び出し、鳴きやみました。

しばらくのあいだは、家の中をパトロール

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ケージも入って確認しないとね

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高いところからも見てみないと

ごはんをあげると、いつものように速効で完食(笑)

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ガツガツ!

食後は念入りに毛づくろい。

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食べたら身体をきれいにしないとね

場所を変えて、また、毛づくろい。

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もちろん、後ろ足も

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こんな体勢で失礼

これを繰り返しながら、自分のテリトリーを確認していましたよ(?)

そのあと安心したのか、カゴに入って寝入りました。

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このカゴに入ったのははじめて

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Zzz…


 いやぁ、とにかく手術をせずにすんで、本当によかったです。