猫のクウ、歯肉炎になる(2):歯石がポロリ?
歯肉炎と診断されたクウ。抗生物質の注射が効いたのか、驚いたことに、注射を打った日の午後からはもう口元をさわることがなくなりました。その日から毎日歯肉を消毒、9日後に再び病院へ。果たしてよくなっているか…抜歯は免れることができるか…!?
いざ、診察室へ。診察台の上に乗るといつも落ち着きなく動き回るクウですが、この日はわりとおとなしい。さっそく先生がクウの口を開けて見てみると…。
前回真っ赤だった歯肉の色はピンク色に戻って、だいぶよくなっていました! ということで、すぐに抜歯という話にはならず。よかった!
ただし、歯石・歯垢はついているので、引き続きケアが必要とのこと。そうおっしゃりながらクウの頭をつかんでゆっくりがばっと口を開け、歯を見せてくださった先生。
おお~、よく見える、先生、すごい力で押さえているなぁ…と思いながら見ていたら、突然クウがニ゛ャア!! と鳴いて暴れ逃れました。どうしたのかと思ったら、盛り上がっていた歯石部分を先生が爪でひっかいたのでした! で、運よく歯石の一部がポロッと取れて! 「私のツメは強いので取れたりするんですよ~(笑)」と先生(ちなみに女医さん)。取れた歯石はクウが食べてしまったようですよ(笑)
先生の「爪ひっかき」により、黒ずんでいた三根歯は半分が白い歯に復活。しかし残った歯石は歯ブラシでは取れず、全身麻酔をして金属の器具(スケーラー)を使う必要があるそうです。ちなみにこの病院では、検査が10,000円、歯石・歯垢除去が25,000円とのこと。金額云々より、全身麻酔のリスクのほうが心配でしょうか。ちなみに、先生の爪ひっかき歯石除去は500円。
今回なぜ突然ひどくなったのか、そしてなぜ右上奥歯だけに歯石がついているのかは不明ですが、この歯石・歯垢が悪さをしたのだということは確実。下は2018年(2歳ごろ)の写真ですが、このときは歯はきれいに見えます。やはり3歳以上になると口内環境が悪くなりやすくなるのでしょうか。もし今後も歯肉炎を繰り返してひどくなるようなら、麻酔をかけて歯石・歯垢除去、それでも直らないようなら抜歯になってしまいます。
やはりなんとかしてお口の中を健康に保たなければなりません。ネットで口内環境をよくするサプリがあるというのを目にしたことがあるので先生にお伺いすると、サプリではなくジェルを紹介されました。
「K-ブラッシュJ」というもので、スポイトを使って口の中にジェルを垂らすだけでよく、もちろん歯ブラシにつけてみがいてもOK。犬猫兼用で、スプレータイプもあるそうですが、猫はスプレーは嫌がるので、ジェルタイプをすすめられました。使っている飼い主さんに聞くと、明らかに口臭が減ったということで、効き目があるようです。
とりあえずはこのジェルを口に垂らす、そしてできれば歯みがき! こうしてクウは4歳にして本格的な歯みがき大作戦、デンタルケア開始となりました。
【ご参考】
「K-ブラッシュJ」のオフィシャルサイトです。
https://esupport-int.com/k-brush-j.html
ひかり動物病院の通販サイトで「K-ブラッシュJ」が販売されています。しかも10%オフ。
https://hikari-ah.com/shop/kbrash.html
【過去記事】