予防接種、いい子で受けさせるには…
2021年丑年も2月後半となり、ぽかぽかと暖かい日も増えてきました。写真は、お正月に撮ったウシ柄ファッションのクウ。かぶりものなどは苦手なので、ウシ柄のスタイと爪とぎです。
実はこのウシ柄ファッションのクウ、2月17日発売のアエラ別冊『NyAERA(ニャエラ)』の「みんなの愛猫ギャラリー」に掲載していただきました。吹き出しもついていましたよ! 読者投稿ページではありますが、一応、雑誌デビューです(笑)
さて、クウは1月終わりに3種ワクチンの接種をしてきました。予定は昨年12月後半でしたが、年末はバタバタしていて行けず。さらに1月7日に東京に非常事態宣言が出たため、宣言が明けてから行こうと思いましたが、期間が延期。そこで、感染に気をつけて接種しに行くことにしました。
ワクチンを打つ日は朝から私のほうが緊張気味。なぜなら、大人猫になってからは注射のときはけっこう凶暴化するからです。前回はだいぶ暴れ、先生に「次回は洗濯ネットに入れてきてください」といわれました。猫飼いさんならご存じのように、洗濯ネットに入れると、たいがいの猫さんは落ち着くようですね。
そこで大きめの洗濯ネットを購入して入れようとしたのですが、これがまた難しい。大きめネットでも入り口は案外小さいし、警戒心が強くすばしっこいクウはうまく入ってくれず…。結局ネットなしで、いつものようにそのままキャリーに入れて行きました。
診察台の乗せると、「何か痛いことされる!」とわかっているのですぐさま下に降りようとします。降りないよう阻止していると、じりじりと端まで移動してすわりました。先生にお願いして最初からエリザベスカラーを装着。まずは肩の上から前足をおさえて肛門での検温ですが、ここでシャー!っと小暴れ。
先生が注射の準備をしているあいだはしゃがんでいるクウをおさえていましたが、ブルブル震えているのが手に伝わってきます。かわいそうですが、仕方ないですね。
看護師さんが1人いらして、私と看護師さんの2人がかりでクウをおさえますが、すでにシャーシャー、ウーウーいっています。そしていよいよ注射。針が刺された…と思ったら、ギャウゥゥゥ!!! 大暴れしたクウに、私は右手中指の付け根、看護師さんは前腕をひっかかれました。ツメは昨日切っておいたのですが、やはりそれでも鋭いですね。残念ながら注射は失敗だったので、再度挑戦です。
ここで、副医院長先生も参戦(?)し、クウは副医院長先生と看護師さんでおさえました。私はというと、「目の前に行って気をそらしてください」といわれ…。しかしいったい何をしたらいいのやら?? とりあえず「クウ~ちゃん、クウ~ちゃん」と音頭をとりながら、手をたたくマネをしてみました。クウは、「こんなときに何やってんだ」とでもいいたげな様子で、でもじっと見ていましたよ(笑)
すると! 「ハイ、終わりました」。なんと、まったく暴れずに注射されたのです。先生方といっしょに「いい子だったねえ!」とほめまくりました。ほー、なるほど。小さな子どもと同じように、猫にも「気をそらす」という手が使えるのですね。だから、先生も「気をそらしてください」とおっしゃったわけです。そういえば、猫の知能は2歳程度と聞いたことがあります。
解放されるとゆっくり自分からキャリーに入って行き、大人しくすわりました。
クウ、今回もよくがんばったね☆
【ご参考】
『NyAERA』は、朝日新聞出版のニュース週刊誌『AERA』の増刊号です。2016年から年1回出ています。
クウがつけているウシ柄スタイ(カウベル付き うしさんスタイ)とウシ柄の爪とぎは、猫専門店「ゴロにゃん」さんのオリジナル商品です。爪とぎは売り切れのようです。
- 価格: 990 円
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